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「親が続けてきたお寺とのお付き合いを、これからも続けるべきだろうか」
「檀家をやめたいけれど、住職にどう伝えればよいかわからない」
「離檀料や墓じまいに、いくらかかるのか不安」
そんな悩みはありませんか。
わが家でも、妻の両親が長年続けてきた檀家のお付き合いを見直しました。
家族で話し合い、今後の葬儀について相談したうえでお寺を訪問し、最後のお布施として3万円をお渡しして離檀しました。
ただし、3万円はわが家のケースです。
墓石の撤去や、新しい納骨先などを含む墓じまい全体の費用ではありません。

やめたいと思っても、お寺ともめないか、お金はいくらかかるのか、気になるんだゾ!

ボクたちも身構えていたよ。
だから、先に家族の考えと、今後どうするかを整理してから動いたんだ。
この記事では、わが家が進めた離檀の手順と、費用・お墓・今後の葬儀について確認しておきたいことをまとめます。
先に結論をお伝えすると、「檀家をやめる」「お墓を撤去する」「遺骨を移す」は、分けて確認することが大切です。
この記事の体験談は、お寺との檀家関係を終えたときのものです。
墓石撤去や改葬まで、すべて体験した記録として紹介するものではありません。
離檀・墓じまい・改葬の違いを確認する
| 言葉 | この記事で扱う意味 |
| 離檀 | お寺との檀家関係を終えること |
| 墓じまい | 墓石を撤去し、墓地を返還すること |
| 改葬 | すでに納めた遺骨を、別の墓地や納骨堂へ移すこと |
これらが一緒に必要になるケースもありますが、手続きや費用まで同じではありません。
最初に「お墓はどこにあるか」「遺骨を移す予定があるか」「今後の葬儀をどうするか」を整理してください。
お寺の墓地を使用している場合は、檀家関係と墓地の使用条件を合わせて確認します。
墓地使用規則や契約内容を見ずに、離檀後も同じ条件でお墓を使えるとは決めつけないようにしましょう。
わが家が檀家のお付き合いを見直した理由
家族が今後も続けられる形を考えたかった
わが家では、年に2回ほどお布施を持参し、掃除の集まりでもお布施を置いてくるというお付き合いが続いていました。
その関係を、これから誰がどのように続けるのか。
妻の両親のこと、自分たちの年齢、子どもの将来も考えて、一度話し合う必要があると感じました。
子どもへ引き継ぐ前に、わが家の考えを整理したかった
これまでのお付き合いを大切にする気持ちと、将来の管理や費用への不安。
その両方がありました。
続けることにも、見直すことにも、それぞれの家族の事情があります。
ボクたちは、自分たちの代で今後の方針を整理しようと考えました。
お寺との関係を夫婦で話し合うきっかけがあった
住職の世代交代をきっかけに、ボク自身がお寺との関係に違和感を覚えたこともありました。
ただ、その感情だけで決めるのではなく、家族が今後どう供養を続けたいか、どのような関わり方なら無理がないかを考え直しました。

大切なのは、わが家がこれから続けられる形を選ぶことなんだゾ!
わが家が離檀するまでに進めた4つのこと
- STEP1家族で話し合い、窓口を決めた
義父の体調も考え、今後の窓口を自分たちの世代へ移すことを話し合いました。
誰が連絡するのか、家族としてどうしたいのかを整理し、考えをそろえてからお寺へ伝える準備をしました。
読者の方も、関係する家族や親族の意向を先に確認しておくとよいと思います。お墓の名義や使用者も、必要な手続きを確認するときの重要な情報です。 - STEP2今後の葬儀について、事前に相談した
わが家では、お寺を呼ばない葬儀について、葬儀社へ事前に相談しました。
離檀したあとに家族が困らないよう、次の選択肢を確認しておきたかったからです。
ここは葬儀の相談であり、離檀料の交渉や、墓じまいの手続きを依頼したという意味ではありません。
相談するときは、葬儀の形式だけでなく、家族の希望、宗教者への依頼、費用に含まれるもの、別途必要なものを確認します。 - STEP3お寺を訪問し、感謝と意向を伝えた
引き止められるのではと心配していましたが、感情的にならず、これまでの感謝を伝えながら手続きを進めました。
これから伝える方には、例えば次のような言い方が考えられます。これはわが家の実際の発言を再現したものではなく、伝え方の例です。長年お世話になり、ありがとうございます。
家族で今後のことを話し合い、檀家のお付き合いを見直したいと考えています。
必要な手続きや費用について、教えていただけますでしょうか。
相手への批判から始めず、家族で考えたことと、確認したいことを伝える形です。 - STEP4最後のお布施をお渡しした
わが家では、最後のお布施として3万円をお渡ししました。
住職にも納得していただき、訪問時に離檀の手続きが完了しました。項目 わが家のケース 最後のお布施 3万円 お寺での手続き 訪問時に完了 訪問前の準備 家族での話し合い、葬儀の事前相談
事前の話し合いや相談を含めた準備期間が、1日だったという意味ではありません。
また、同じ金額や期間で進むことを保証するものでもありません。
費用は「離檀料」と「墓じまい全体」を分けて確認する
国民生活センターや自治体では、高額な離檀料などの相談事例が紹介されています。
離檀料には明確な基準がなく、金額に納得できない場合は話し合うことが案内されています。
参考:国民生活センター「墓・葬儀サービス」
「相場だから」と受け入れる前に、何の費用か、金額の根拠は何かを確認しましょう。
| 確認する費用 | 誰に、何を確認するか |
| 離檀に伴うお布施など | 寺院へ、内容・金額・時期を確認 |
| 墓石の撤去・区画の原状回復 | 墓地管理者と施工業者へ、工事範囲・指定業者の有無を確認 |
| 遺骨の取り出し・移動 | 関係する管理者や業者へ、対応範囲と別料金を確認 |
| 新しい納骨先 | 受け入れ先へ、初期費用・管理料・将来の供養方法を確認 |
| 証明書など | 自治体や管理者へ、必要書類と手数料を確認 |
すべての家庭に、すべての費用が必要になるわけではありません。
まず、自分たちに必要な項目を選んでください。
遺骨を移す場合は、改葬の手続きを別に確認する
遺骨を別の墓地や納骨堂へ移す場合は、現在のお墓がある市区町村へ、改葬許可の手続きを確認します。
横浜市の案内では、改葬先を決め、申請書を入手し、現在の墓地管理者の埋蔵証明を受けて申請する流れが示されています。
使用者と申請者が異なる場合には、承諾書などが必要になる場合もあります。
書類や受付方法は自治体により異なるため、横浜市の例を全国共通の手続きとして使わず、現在のお墓がある自治体の案内を確認してください。
参考:横浜市「改葬(遺骨の移動)の手続き」
相談先は「何に困っているか」で選ぶ
「終活の相談」と一括りにしても、知りたい内容によって適切な窓口は変わります。
| 知りたいこと・困っていること | 最初に確認する窓口 |
| 離檀の手続き、現在の墓地の使用条件 | 寺院・墓地管理者 |
| 今後の葬儀の形式と費用 | 葬儀社 |
| 墓石の撤去費用 | 墓地管理者・施工業者 |
| 新しい納骨先の条件と費用 | 霊園・納骨堂などの受け入れ先 |
| 改葬許可の申請方法 | 現在のお墓がある市区町村 |
| 請求額や契約内容に納得できない | 消費生活センター、必要に応じて弁護士 |
金額や契約について困ったときは、消費者ホットライン「188」から地域の消費生活相談窓口へ相談できます。
葬儀社への資料請求だけで、離檀料の問題や改葬の手続きまで解決するとは限りません。
相談内容と、その窓口が対応できる範囲を合わせることが大切です。
今後の葬儀が気になる方は、費用と対応内容を確認する
わが家のように、今後の葬儀の形を先に考えたい方は、希望する地域に対応する葬儀社へ、資料や見積もりを依頼する方法があります。
問い合わせ前に、次の点を確認してください。
- 希望する地域に対応しているか。
- 希望する宗教形式や、宗教者を呼ばない葬儀を相談できるか。
- 表示料金に何が含まれ、追加料金は何にかかるか。
- 相談・資料請求は有料か無料か。
- 連絡先情報が、どの会社に渡るか。
資料を取り寄せた段階で契約を決めず、家族の希望と総額を比較しましょう。
よくある質問
Q1. 離檀料は、必ず払わなければいけませんか?
全国一律の金額を前提に判断せず、請求の内容や規則・契約を確認してください。
納得できない場合は、その場で支払いを約束せず、家族や相談窓口と検討します。
わが家の3万円を基準にする必要もありません。
Q2. 離檀と墓じまいは、同時に必要ですか?
別の事柄ですが、お寺の墓地を使用している場合などは関係してきます。
現在のお墓の使用条件と、今後の遺骨の扱いを管理者へ確認してください。
Q3. お寺に伝える前に、業者へ依頼してもよいですか?
情報収集や見積もり相談はできますが、管理者の確認や家族の合意がないまま、工事などを進めないようにします。
指定業者や必要な書類も確認しましょう。
Q4. 住職と話がまとまらない場合は?
請求の内訳、墓地使用規則、これまでのやり取りを整理し、消費生活センターなどへ相談してください。
交渉の代行が必要な場合は、依頼先が何を扱えるか、費用も含めて確認します。
Q5. 戒名や供養はどうなりますか?
今後の葬儀や納骨、法要をどのように行うかは、家族と受け入れ先に確認します。
宗派や供養先によって対応が異なるため、希望を伝えてから決めましょう。
最初の一歩は、家族と「これから」を話すこと
わが家の離檀は、最後のお布施3万円をお渡しし、訪問時に完了しました。
ただ、その前に家族で考え、葬儀について相談した時間がありました。
「やめるか、続けるか」を急いで決めるより、まずは誰が窓口になるのか、今後どのように供養したいのかを話してみませんか。

これまでの感謝を大切にしながら、これからの家族に合う形を考えたいね。

主人と一緒に、わからないことを1つずつ確認していくんだゾ!
家族の希望が少し見えたら、必要な窓口へ質問します。
資料請求や相談を使う場合も、何を知りたいかを先に決めておくと、判断に役立つ情報を集めやすくなります。
家族の暮らしも整理したい方へ
制度・相談情報の確認日:2026年10月3日



