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≪この記事の結論≫
- 複利とは何かがわかる。
- 単利との違いがわかる。
- 50代から複利を活かすコツがわかる。
※この記事は3分で読めます。
複利って何?50代が知っておきたいお金が増える仕組み
「複利って難しそう…」
「50代から始めても意味はあるの?」
金融機関で働いていると、この質問は本当に何度も受けます。
結論から言うと、複利(ふくり)は「利益にも利益がつく仕組み」です。
魔法のようにお金が増えるわけではありませんが、「時間を味方につける」という考え方は、50代からの資産づくりにも役立ちます。
わが家ならどう考える?

ねぇ、「複利はすごい」ってよく聞くけど、正直ピンとこないんだゾ!

じゃあ、雪だるまで考えてみようか。
雪だるまって、小さいうちはあまり大きくならないけど、転がしているうちに急に大きくなるでしょ?

最後のほうに一気に大きくなるんだゾ!

あれが複利に近いんだ。
増えた分にもまた利益が付くから、時間がたつほど勢いが出てくるんだよ。

- 最初は変化が小さい
小さな雪の玉を転がし始めたときは、付着する雪の量が少なく、大きさはあまり変わりません。
複利も同様に、元本が少ない初期段階では増える利息(分配金)がわずかです。 - 時間が経つほど加速する
雪だるまが大きくなると、一回転で巻き込む雪の量が爆発的に増えます。
複利も「利息が利息を生む」仕組みのため、期間が長くなるほど資産の増え方が急激に加速します。 - 「時間」と「湿った雪(利回り)」が必要
大きな雪だるまを作るには、長い坂道(時間)と、雪がくっつきやすい湿り気(利回り)が必要です。
投資も「長期運用」と「確かな利回り」が揃うことで、複利効果が最大化します。
複利とは?
複利とは、利益を受け取らず、その利益も一緒に運用することで、お金が雪だるま式に育っていく仕組みです。
例えば100万円を年5%で運用すると…
1年目
100万円 → 105万円
2年目
105万円 → 110万2,500円
3年目
110万2,500円 → 約115万7,625円
利益にも利益が付くことで、増え方が少しずつ大きくなっていきます。
金融庁も、資産形成では「長期・積立・分散」と複利の効果を重視しています。
単利との違い
複利と単利の違いを一言で言うと、「利益にも利息が付くかどうか」です。
| 項目 | 単利 | 複利 |
| 利息が付く対象 | 元本だけ | 元本+利益 |
| 増え方 | 一定 | 雪だるま式 |
| 長期運用 | 差が小さい | 差が大きくなる |
窓口で説明すると「なるほど、雪だるまだね」と納得される方が多かったのを覚えています。
30年続けると差はこんなに広がる
100万円を年5%で運用した場合のイメージです。
| 期間 | 単利 | 複利 |
| 10年 | 150万円 | 約163万円 |
| 20年 | 200万円 | 約265万円 |
| 30年 | 250万円 | 約432万円 |
30年では約180万円もの差になります。
もちろん、投資には価格変動があり、実際の運用成果を保証する数字ではありませんが、「時間が複利の味方になる」というイメージはつかみやすいと思います。

この数字を見て「こんなに違うの?」と驚かれる方が本当に多くいました。
重要なのは、一気に増やすことではなく、「利益を使わず育てる」ことです。
長期・積立・分散投資
金融庁にも「期間が長いほど複利の効果は大きくなる」と紹介されています。
長い期間投資を続けると複利※の効果が大きくなります。
※投資や預金などで得た収益を、当初の元本にプラスして運用することで得られる利益を「複利」と呼びます。
長期投資をうまく活用することで、安定した収益の確保が期待できます。

金融庁│NISA│資産形成の基本「長期・積立・分散投資」
72の法則を知っておくと便利

もうちょっとで分かりそうだけど、まだイメージできないんだゾ!

じゃあ、ボクの営業時代の必殺技を伝授するよ。
資産を2倍にできるかもしれない「72の法則」だよ。
資産がおよそ2倍になる期間を簡単に計算する方法があります。
72 ÷ 利回り = 約2倍になる年数
実際に計算してみると…
| 利回り | 約2倍になる年数 |
| 3% | 約24年 |
| 4% | 約18年 |
| 5% | 約14.4年 |
| 6% | 約12年 |
これは目安ですが、複利のイメージがつかみやすくなります。

「金利の付かない時代」と言われ、普通預金の金利が0.02%だったころ、ボクがお客さまによく話をしていた持ちネタです。
「この金利だと、預金が約2倍になるまでに3,600年かかります。お互いに長生きしましょうね」と冗談交じりに笑って話していました。
複利を活かす3つのコツ
長く続ける
途中でやめると複利の力は弱くなります。
利益を再投資する
分配金や利益を使わず運用に回すことがポイントです。
無理のない積立額にする
生活費を圧迫しない範囲で続けることが大切です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 複利は預金でも使えますか?
利息を元本に組み入れるタイプなら、預金でも複利になる場合があります。

ボクの勤務先の定期預金は3年もの以上が複利に対応しています。
Q2. 新NISAは複利と関係ありますか?
利益を再投資しながら長期運用を続けることで、複利効果が期待できます。
Q3. 50代から始めても遅いですか?
遅くありません。
大切なのは、無理なく続けることです。
複利
複利は「お金がお金を生む仕組み」です。
ボク自身、金融機関で28年間働く中で、資産形成がうまくいっている方ほど、「時間を味方につける」ことを意識していると感じてきました。
50代からでも、
- 長期で考える
- 積み立てる
- 利益を再投資する
この3つを意識するだけで、将来の安心につながる可能性があります。

焦って大きく増やすより、「コツコツ育てる」ことが、複利の一番大きな魅力だと思います。
※ 掲載している情報は、記事公開日のものです。
《参考》
金融庁│NISA「資産形成の基本」


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