【金融豆知識②】複利って何?50代が知っておきたいお金が雪だるま式に増える仕組み

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≪この記事の結論≫

  • 複利とは何かがわかる。
  • 単利との違いがわかる。
  • 50代から複利を活かすコツがわかる。

※この記事は3分で読めます。

複利って何?50代が知っておきたいお金が増える仕組み

「複利って難しそう…」
「50代から始めても意味はあるの?」

金融機関で働いていると、この質問は本当に何度も受けます。

結論から言うと、複利(ふくり)は「利益にも利益がつく仕組み」です。

魔法のようにお金が増えるわけではありませんが、「時間を味方につける」という考え方は、50代からの資産づくりにも役立ちます。

わが家ならどう考える?

赤豆柴
赤豆柴

ねぇ、「複利はすごい」ってよく聞くけど、正直ピンとこないんだゾ!

黒豆柴
黒豆柴

じゃあ、雪だるまで考えてみようか。

雪だるまって、小さいうちはあまり大きくならないけど、転がしているうちに急に大きくなるでしょ?

赤豆柴
赤豆柴

最後のほうに一気に大きくなるんだゾ!

黒豆柴
黒豆柴

あれが複利に近いんだ。

増えた分にもまた利益が付くから、時間がたつほど勢いが出てくるんだよ。

  • 最初は変化が小さい
    小さな雪の玉を転がし始めたときは、付着する雪の量が少なく、大きさはあまり変わりません。
    複利も同様に、元本が少ない初期段階では増える利息(分配金)がわずかです。
  • 時間が経つほど加速する
    雪だるまが大きくなると、一回転で巻き込む雪の量が爆発的に増えます。
    複利も「利息が利息を生む」仕組みのため、期間が長くなるほど資産の増え方が急激に加速します。
  • 「時間」と「湿った雪(利回り)」が必要
    大きな雪だるまを作るには、長い坂道(時間)と、雪がくっつきやすい湿り気(利回り)が必要です。
    投資も「長期運用」と「確かな利回り」が揃うことで、複利効果が最大化します。

複利とは?

複利とは、利益を受け取らず、その利益も一緒に運用することで、お金が雪だるま式に育っていく仕組みです。

例えば100万円を年5%で運用すると…

1年目
100万円 → 105万円

2年目
105万円 → 110万2,500円

3年目
110万2,500円 → 約115万7,625円

利益にも利益が付くことで、増え方が少しずつ大きくなっていきます。
金融庁も、資産形成では「長期・積立・分散」と複利の効果を重視しています。

単利との違い

複利と単利の違いを一言で言うと、「利益にも利息が付くかどうか」です。

項目単利複利
利息が付く対象元本だけ元本+利益
増え方一定雪だるま式
長期運用差が小さい差が大きくなる

窓口で説明すると「なるほど、雪だるまだね」と納得される方が多かったのを覚えています。

30年続けると差はこんなに広がる

100万円を年5%で運用した場合のイメージです。

期間単利複利
10年150万円約163万円
20年200万円約265万円
30年250万円約432万円

30年では約180万円もの差になります。

もちろん、投資には価格変動があり、実際の運用成果を保証する数字ではありませんが、「時間が複利の味方になる」というイメージはつかみやすいと思います。

黒豆柴
黒豆柴

この数字を見て「こんなに違うの?」と驚かれる方が本当に多くいました。

重要なのは、一気に増やすことではなく、「利益を使わず育てる」ことです。

長期・積立・分散投資

金融庁にも「期間が長いほど複利の効果は大きくなる」と紹介されています。

長い期間投資を続けると複利※の効果が大きくなります
※投資や預金などで得た収益を、当初の元本にプラスして運用することで得られる利益を「複利」と呼びます。
長期投資をうまく活用することで、安定した収益の確保が期待できます。

金融庁│NISA│資産形成の基本「長期・積立・分散投資」

72の法則を知っておくと便利

赤豆柴
赤豆柴

もうちょっとで分かりそうだけど、まだイメージできないんだゾ!

黒豆柴
黒豆柴

じゃあ、ボクの営業時代の必殺技を伝授するよ。

資産を2倍にできるかもしれない「72の法則」だよ。

資産がおよそ2倍になる期間を簡単に計算する方法があります。

72 ÷ 利回り = 約2倍になる年数

実際に計算してみると…

利回り約2倍になる年数
3%約24年
4%約18年
5%約14.4年
6%約12年

これは目安ですが、複利のイメージがつかみやすくなります。

黒豆柴
黒豆柴

「金利の付かない時代」と言われ、普通預金の金利が0.02%だったころ、ボクがお客さまによく話をしていた持ちネタです。

「この金利だと、預金が約2倍になるまでに3,600年かかります。お互いに長生きしましょうね」と冗談交じりに笑って話していました。

複利を活かす3つのコツ

長く続ける

途中でやめると複利の力は弱くなります。

利益を再投資する

分配金や利益を使わず運用に回すことがポイントです。

無理のない積立額にする

生活費を圧迫しない範囲で続けることが大切です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 複利は預金でも使えますか?

利息を元本に組み入れるタイプなら、預金でも複利になる場合があります。

黒豆柴
黒豆柴

ボクの勤務先の定期預金は3年もの以上が複利に対応しています。

Q2. 新NISAは複利と関係ありますか?

利益を再投資しながら長期運用を続けることで、複利効果が期待できます。

Q3. 50代から始めても遅いですか?

遅くありません。
大切なのは、無理なく続けることです。

複利

複利は「お金がお金を生む仕組み」です。

ボク自身、金融機関で28年間働く中で、資産形成がうまくいっている方ほど、「時間を味方につける」ことを意識していると感じてきました。

50代からでも、

  • 長期で考える
  • 積み立てる
  • 利益を再投資する

この3つを意識するだけで、将来の安心につながる可能性があります。

黒豆柴
黒豆柴

焦って大きく増やすより、「コツコツ育てる」ことが、複利の一番大きな魅力だと思います。

※ 掲載している情報は、記事公開日のものです。

《参考》
金融庁│NISA「資産形成の基本」

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